新NISA・iDeCoは、ひとり親の方にとっても資産形成の方法としておすすめの手段です。
ただ、
「そもそも新NISAとiDeCoの違いって何?」
「シングルマザーは新NISAとiDeCoどちらを選ぶべき?」
と、お悩みの方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は新NISAとiDeCoの違いと、シングルマザーやひとり親にどちらがおすすめなのか解説します。
特にiDeCoはひとり親に効果絶大なので、違いをしっかり知っておきましょう。
新NISAとiDeCoの違い
新NISAとiDeCoは似ているように思えますが、実際は異なる点がたくさんあります。
それぞれの主な違いをまとめた表をご覧ください。
| 内容 | 新NISA | iDeCo |
|---|---|---|
| 年齢 | 18歳以上 | 20歳~65歳 |
| 投資額上限 | 年間最大360万円 生涯1,800万円 | 年間14.4万円~81.6万円 |
| 投資方法 | 積み立てまたは一括 | 積み立て |
| 母子手当のメリット | なし | あり |
| 積立時の所得控除 | なし | あり |
| 口座開設・管理手数料 | なし | あり |
| 引き出し | いつでも引き出せる | 原則60歳まで引き出せない |
| リスク | あり | 投資商品ならあり |
新NISAは、一定の投資額まで運用益が非課税になる制度で、国内に住んでいる18歳以上の人が利用できます。
一方でiDeCoは老後の資産を貯めることが目的で、20歳~65歳の国民年金を払っている人が対象です。(加入条件は働き方によって異なります)
どちらも運用益にかかる税金を払わなくて良いお得な制度ですが、iDeCoは母子手当や奨学金を受けやすくなるメリットがあります。
つまり、ひとり親やシングルマザーは、
・資産を増やすなら新NISA
・母子手当(児童扶養手当)をかしこく利用するならiDeCo
と、使い分けることが大切です。
新NISAは資産を作りたい人向け
「子どもの教育費を貯めたい」「今後の生活のため資産を作りたい」という人は、新NISAがおすすめです。
新NISAの主な特徴は、以下のとおり。
- 一定額の投資まで運用益が非課税になる
- いつでも引き出せる
- 年間で投資できる上限額が多い
- 母子手当を増やす効果はない
新NISAは、一人当たり最大1,800万円の投資額まで、運用益(投資で儲けたお金)が非課税になるお得な制度です。
本来なら運用益に対し約20.315%の税金が発生しますが、新NISA口座なら非課税なのでとてもありがたいですね。
投資分はいつでも引き出せるため、投資初心者も安心して始められます。
制度を利用してお得に投資を始めたい人や、子どもの将来の大学資金を貯めたい人は新NISAで貯蓄を始めてみましょう。
iDeCoは母子手当を受けやすくなる
「収入が多すぎて母子手当がもらえない」「奨学金を受けるための対策をしたい」という人は、iDeCoがおすすめです。
iDeCoの主な特徴は、以下のとおり。
- 一定額の投資まで運用益が非課税になる
- 母子手当が増える可能性がある
- 年間で投資できる上限額があまり多くない
- 原則60歳まで引き出せない
iDeCoは新NISAと異なり、掛け金分が収入から控除される(差し引いて計算してもらえる)メリットがあります。
母子手当(児童扶養手当)では、iDeCoに掛けた金額が収入から減らして計算されるため、人によっては支給額が増える可能性も。
iDeCoの児童扶養手当の控除に関しては、地域によっては控除されない場合があります。お住まいの地域の制度を確認してからご活用ください。
さらにiDeCoは住民税の所得控除も受けられるため、場合によっては奨学金を受けやすくなります。
実際に母子手当や奨学金の対象となるかどうかは収入によって異なりますが、お子さんの進学を考えている人はiDeCoを検討しましょう。
ただし、掛け金は原則60歳まで引き出せないため、60歳未満の人は「お金がなくなったからiDeCoを引き出して使う」といった使い方はできない点に注意してください。
【注意】どちらも元本割れする可能性あり
この記事を読んでいる方ならご存知の方も多いと思いますが、新NISA・iDeCoはかしこく投資する手段の一つです。
貯金や定期預金と異なり、どちらも元本割れ(払い込んだ額より減ってしまう可能性)があります。
長期的にコツコツ積み立てることで、元本割れのリスクはある程度回避できますが、情勢が急激に変化する可能性もあるため、全くリスクがなくなることはありません。
リスクを理解した上で、自分に合ったペースで始めてみてください。
ひとり親は新NISAとiDeCoを使い分けよう
ひとり親やシングルマザーの方は、新NISAとiDeCoをうまく使い分けることが大切です。
今回の記事の重要な点を3つにまとめると以下のとおり。
・資産を増やすなら新NISA
・児童扶養手当や奨学金をかしこく利用するならiDeCo
・それぞれのメリット・デメリットを理解する
新NISAとiDeCoは似ているように思えますが、実際は制度の中身が異なります。
それぞれの違いを理解し、ご自身の目的に合う方を利用しましょう。
また、新NISAとiDeCoは併用可能なので、できる人は両方始めても良いですね。

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