母子家庭は子どもの制服代の支援を受けられる?節約方法もあわせて解説

子どもの入学に向けて、制服代を準備する時期。

「制服代って意外と高い…」と感じている、母子家庭・ひとり親の方も多いかもしれません。

小・中・高校の無償化により学費の負担は抑えられても、制服代など入学の準備にかかる料金は支払う必要があります。

5万~10万円以上の支出となる場合もあり、やりくりに苦労しているシングルマザーも多いのではないでしょうか。

この記事では、母子家庭が使える制服代の補助制度や、制服代の節約方法を体験談を交えて紹介します。

もくじ

子どもの制服代はいくらかかる?

参考として、子どもの入学にかかる制服代の平均は、以下のとおりです。

区分公立私立
小学校23,085円112,686円
中学校44,040円155,293円
高等学校97,738円142,670円
出典:文部科学省 令和5年度子供の学習費調査

すべて公立の場合、制服代は小学校で23,085円、中学校で44,040円、高校なら97,738円という結果でした。

ただ、入学時には制服代以外にも、ランドセルや通学バッグ、体操服なども必要になるため、上記の金額以上の負担が発生します。

我が家の場合はすべて公立ですが、制服を含め入学にかかったお金は小学校で約8万円(ランドセルを除く)、中学校で約10万円、高校は教科書代も含め15万円程度でした。

きょうだいが多い方や、お子さんが私立に通う方は、さらに高額になると考えられます。

母子家庭が使える制服代の補助制度

母子家庭やひとり親家庭が、制服代の支援として活用できる制度を紹介します。

就学援助制度(小・中学生向け)

就学援助制度とは、公立の小学校・中学校に通うお子さんがいる家庭で、所得が一定以下の場合に利用できる制度です。

具体的には、学用品費や給食費、修学旅行費などにかかるお金の一部が支援されます。

この就学援助制度の中に「入学準備金(地域により呼び名が異なる)」という区分があり、申請すると、新入学児童生徒学用品費として制服代に近い形でお金を受け取れます。

就学援助の入学準備金で受けられる制服代などの支援金額は、以下のとおりです。

【就学援助で受けられる制服代支援】
・小学校入学時…57,060円
・中学校入学時…63,000円

小学校入学時は57,060円、中学校入学時は63,000円が一律で受け取れます。(地域により異なる可能性があります)

ただし、入学準備金の申請期間は限られていて、入学年度の前年12月~翌2月頃までに申請が必要なケースが多いです。

申請期間は地域によって異なるため、入学予定の学校や、お住まいの自治体の市区町村役場などで早めに確認してみてください。

ひとり親家庭への自治体独自の支援

母子家庭・ひとり親家庭向けの独自支援を行っている自治体もあります。

「お住まいの市区町村名 ひとり親 制服代」などで検索すると、該当する制度が見つかるかもしれません。

【注意】高校の制服代の支援はない

中学校までは入学準備金などで制服代の支援を受けられますが、高校では制服代としての直接の支援制度は残念ながらありません。

「高校の制服代も支援してほしい」と思うかもしれませんが、入学時にまとめて支給される制度はないのが現状です。

ただ、その代わりに「高校生等奨学給付金という制度があります。

高校生等奨学給付金とは?

高校生等奨学給付金とは、母子家庭やひとり親など、所得が一定以下の家庭が使える制度です。

この制度は制服代に限定した支援ではなく、授業料以外の教育費全般(教科書代、教材費、修学旅行代など)に使えるお金として支給されます。

支給額は、世帯の状況や通学する学校の種類によって異なります。

世帯の状況国立・公立高校私立高校
生活保護受給世帯(全日制・通信制)年額3万2,300円年額5万2,600円
非課税世帯(全日制)年額14万3,700円年額15万2,000円
非課税世帯(通信制)年額5万500円年額5万2,100円
※生活保護受給世帯の金額は、高校生等本人が生業扶助(高等学校等就学費)を措置されている場合の給付額です。
参考:文部科学省 高校生等奨学給付金

例えば、全日制の国立・公立高校に通うお子さんがいる家庭で非課税世帯の場合、年額14万3,700円を受け取れます。

申請方法は、高校の入学後に学校から案内があり、必要書類を添えて申し込みます。

在学中は毎年受けられるので、2年生・3年生のときの教材費や修学旅行代の足しにもできて、家計の助けになる制度です。

ただし、ここで注意したいのが、高校生等奨学給付金は支給時期が秋〜冬ごろだということです。

入学時の制服代として使えるタイミングではないため、やはり制服代や入学にかかる諸費用は、あらかじめ用意しておく必要があります。

どうしても「制服を買うお金が足りない…」というときには、後述する節約方法も検討してみてください。

制服代の節約方法

支援制度を使っても、制服代の負担はゼロにはなりません。

ここからは、制服代を少しでも抑える節約方法を紹介します。

①リサイクル制服を利用する

学校のPTAや地域の団体が、卒業生から譲り受けた制服をリサイクル販売していることがあります。

定価の半額以下で購入できる場合もあるので、入学する学校に問い合わせてみてください。

②先輩・知り合いからお下がりをもらう

知り合いに同じ学校の先輩がいる場合は、お下がりをもらえないか聞いてみるのも一つの方法です。

「サイズが合わなくなって処分に困っている」というご家庭も意外と多いです。

③ホームセンターやネット通販で購入する

学校指定の制服でなければ、ホームセンターやネット通販で購入する方が安く済む場合があります。

学校指定の場合でも、シャツや靴下などの指定品ではない部分は、ネットで安く揃えられることがあります。

近くにホームセンターがある人は、通学用品のコーナーで、シャツや靴などが売っていないか確認してみましょう。

④フリマアプリを活用する

メルカリやラクマなどのフリマアプリでも、制服が出品されています。

ただし、サイズや状態をしっかり確認してから購入するようにしてください。

制度+節約のダブル活用で乗り切ろう

母子家庭が制服代の負担を減らすためには、支援制度と節約方法の両方を活用するのがおすすめです。

今回の記事の重要な点を3つにまとめると以下のとおり。

・中学校までは就学援助制度などで制服代の支援が受けられる
・高校は制服代の直接支援はないが、高校生等奨学給付金が活用できる
リサイクル制服やお下がり、ホームセンターなどで節約も可能

入学時はまとまったお金が必要になるので、早めに使える制度をチェックして、計画的に準備していけるといいですね。

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